春うららかな陽気の中、第1回の「里のめぐみのおすそわけ」を行いました。
四季おりおりの里山しごとで汗を流し、旬の里山のめぐみを味わい、
里山の知恵を知り、里山をアタマとカラダで味わいます。
今回のテーマは今が旬の「野草楽」!
春になってたくさんの野の花が咲き、野の草がでてきました。
まずは、キャンプサイトの野草を観察しながら、お散歩。
花からつり糸のようなものが垂れているウラシマソウや、
かんでみると…なんとキュウリのような味がするキュウリソウなどなど、
春の野にはおもしろい野草たちがたくさん出てきていました。
完成したばっかりのアボハウスで野草の楽しみ方をチェック。
野草茶の利き茶大会では9人中、正解者はたった2名!
ヨモギとドクダミのお茶を味わいました。
今日の講義は「野草楽」。野草と仲良くなる方法を皆様に伝授しました。

お昼ご飯の時間が近づき、お腹が空いてきたところで野草摘みに。
ヒメオドリコソウ、カンゾウ、ノビル、タンポポ、レンゲ…などなど
おいしい野草をみんなで摘み、調理しました。
天ぷら、おひたし、和え物、サラダ、オムレツ…
たくさんのおかずが揃った野草料理のできあがり♪
感想は…
「おいしい!」「野菜みたい、なんでスーパーで売ってないんだろう」
野草の意外なおいしさにみんなびっくり!


ご飯を食べてお腹が満たされた後は、カラダを使った森のための作業。
まずは木の皮むきに挑戦!!
みんなで協力して、木をおさえながら、ナタを使って皮をむきました。
この時期の木は水分をたくさんふくんでおり、手でもむけるくらいにむきやすい。
皮がむけた後の木はつるっつるっの美肌。
べりっべりっと皮が一気にむけると、とっても気持ちよく、夢中になってしまいます。
皮むきをした木は、エリア内の森遊びのための施設に利用します。
お次は、畑の開墾。くわ、スコップを持って、ざっくざっくと土を耕します。
草におおわれていた場所が、みんなの力で立派な畝の畑に大変身!
二十日大根、水菜、バジルなどを植え、これからの収穫が楽しみです。
来月から収穫して食べられるかな?
最後にみんなで今日の感想を俳句で読みました。
5・7・5をそれぞれ別の人が考え、それを組み合わせて作るという俳句。
どんな俳句になるのやらと思ったら…
「ヤギ達が 思わぬところ 野草かな」
「春うらら 春の味わい さきの足」
「春の陽に おいしいものが ありがとう」
おもしろおかしく、でも最後にはきれいにまとまりました。
春のめぐみをたっぷり味わった一日でした。
次回は、5月20日(日)「新緑のめぐみ」!
季節の里山しごとをして、新緑の葉っぱの不思議を学び「葉っぱ楽」、
新茶づくりやちまき作りもやります。
どなたでも、参加してみてください。おたのしみに!


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