「満月を見にいこう!」という呼びかけをインターネットとメルマガで呼びかけたところ10名の参加者が集まった。前日まで雨、雨、雨と続いていたにも関わらず彼らはただこの「満月」に賭けていた。
当日、ここ数日間の雨天を覆すような晴れの日、富士山の頂上には薄く雪が掛かっていた。 風は強く、雲がものすごい速さで動いていた。
午後五時。水ヶ塚駐車場に10名とホールアーススタッフ(ハラえもん&タク)が集結。宝永火口に(だけ)掛かっている雲をにらみながら、「見えるだろう」「見えるよ、きっと」とそれぞれのココロは不安でいっぱいだった。
午後六時。五合目駐車場に到着。もうすっかり秋の太陽は西の空に落ち、麓の街の光が夜景となり、宝石のように輝いていた。
いざ、宝永火口へ、というところで月が雲の中に隠れている・・・
皆、頭にヘッドライトをつけて歩き始めた。すると、
六合目へ向かう坂の先には月が見え始め、僕たちの足元を照らしてくれた。まるで導いてくれているかのようにそのトレイルははっきり見え、またその光景はまるで月面トレッキングをしているかのようで、岩々とその影がモノクロの世界を作っていた。
満月の光で照らされたトレイルを進む。
月に見とれると足を踏み外してしまうことも。踏み外すと急な斜面の先の暗闇の中へ。それだけは気を許されない・・・
宝永火口へ到着すると月は真正面に見えた。
月の下には相模湾、月の光を受けて輝いていた。
そして月の光で照らされた宝永山は第一火口の中に影を落としていた。
いざ、宝永火口の中へ・・・だが、あまりにも強すぎる風の中ではじっとしていることでさえも苦痛で、やむなく火口のふちまで戻ることに。
しかし、そこでじっくり富士山に寝そべりながらの月見は静かながらも各々のココロのカメラのシャッターをバシバシ撮るかのように、みんな月に見入っていた。
さらに、参加した人にはお楽しみがあった!
強風と高度からの寒さをよけて森林限界の森の近くまでくるとそこで待っていたタクがホットワインとココアを準備して待っていた!さらにマシュマロ&チョコ&クラッカーの「スモア」でみんなのココロは「甘い世界」へ。みんなニコニコ。
帰り道は今までの強風をまったく感じずに「木漏れ月」を楽しみながら森林限界の森の中を抜ける。しばらくライトの明かりもなしに歩いていると感覚が研ぎ澄まされてくる自分に気づく。木々の紅葉の香りが心地よい。
そして10人は無事五合目に到着し、満月を堪能した・・・ つづく、なんてね。
担当者より参加してくれた皆さん、本当にお疲れ様でした。
驚くほど晴れたあの満月の夜のトレッキングはまさに皆さんの「晴れ」を願う気持ちの賜物でしょう。強風の中でも負けずにがんばりました。皆さんからの要望にもあったとおり、ぜひまた満月で集まる企画を作りますので、また集まりましょう。今回来られなかった方もぜひ次の機会に満月の魅力を楽しみましょう♪
(ハラえもん)
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